「啐啄同時」(そったくどうじ)
自分の殻は自分で内側からしかやぶれない、と書きましたが、本当は何人もの人に外側から殻をつついて貰っていました。そして今、殻の外に出ることが出来そうです。
「啐啄同時」(そったくどうじ)
禅の言葉から来ているそうです。ご存知ですか?
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啐啄同機(さいたくどうき)とも言います。
この意味は、卵が孵化するときは、卵の中のヒナが殻を自分のくちばしで破ろうとし、また親鳥も外からその殻を破ろうとする、そのタイミングがピタッと一致するからこそ、ヒナ鳥はこの世に生を受けて外の世界に出ることができる、という禅語です。
ヒナが殻を内から破ろうとするのが、また親鳥が殻を外から破ろうとするのが早すぎても遅すぎてもいけない、その絶妙な自然の摂理の時を「啐啄同機」というわけです。
【引用】安岡正篤「一日一言」
http://www.chichi-yasuoka.com/episode01.html
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この言葉は、前回のブログエントリーを読んだ方々から教えていただきました。
自分一人では、決して殻はやぶれないよ、みんなが居て殻を外側からつんつんして、そのタイミングがばっちり合った時に、たまごは殻から出てこれるんだよ、と。
そのメッセージを頂いた時は、号泣です。パソコンの前で、感謝の気持ちと、そして「殻は自分でやぶるもの!」なんて、豪語してしまった自分が恥ずかしい気持ちで。
この内側、外側から殻をつつくタイミングが合わなければきっとずっと私は殻の中に居たかもしれません。
「殻を内側からつつかなきゃ!」と教えてくれたのも、ずっと傍にいてくれてタイミングよく外側からつついてくれたのもその方々です。
彼らは、私のブログを毎日欠かさず読んでくれ、私の辛いことを我がことのように考え、そして楽しいことを一緒に笑ってくれる人です。
人生にはいくつかの重要なタイミングがあると思います。
早すぎても、遅すぎてもいけない。
あ、ちなみにそったくね、そったく。キムタクじゃないんで、そこんとこよろしく。