たまごの殻をやぶる時
たまたま、大学時代のあだ名が”たまご”でしたので・・・
そのままこのブログでも”たまご”としております。
丸顔なので、正確にはたまご(型)ではないのですが・・・優しい友人に感謝。
”ピンポン”とか、”円”とかつけられた日には、今以上のコンプレックスを抱えて生きることになったでしょう。やだやだ。ちなみに、夏場はこんがり日焼けしていたので、”ヨード卵”と呼ばれていました。(実話)
ちなみに、18年前に”たまご”だった私は、未だに”たまご”のまま。
私があまりにも殻の外に出ることを抵抗したので、優しい誰かがやってきて、卵の殻を鶏卵サイズからダチョウ卵サイズに交換してくれました。ヤドカリ方式。何とかフィットしています。
殻の中は、暖かく居心地が良すぎて、気が付いたら気の遠くなる年月をそこで過ごしていました。
私は、夢見ていたのでしょうか?
素敵な殿方が現れて、私の殻を割って、外に連れ出してくれることを。
または、新しい超特大サイズの殻(ラインストーン装飾付)を用意してくれることを。
いやはや、おめでたい人でしょう。
もっと早く気が付くべきでした、殻は内側からしか割れないってことを。
外から割られたら、その衝撃で私自身も傷ついてしまうかもしれません。
ぬくぬくと過ごしながらも、たまごの中で少しずつ付けてきた腕力で、脚力で、殻の内側からバリンと音を立てて割ってしまいましょう。
一度割れた殻はもとには戻りません。かけらだって、カリメロの帽子くらいの役割しかないでしょう。いっそのこと、殻を全部踏みつけてバリバリにしましょう。
もう二度と、その場所に戻らないという決意を表すために。
きっとなんとかなるからさ、大丈夫。
人は、一生たまごのままではいられないんだから。