きっかけに過ぎないけれど
私にとって、大切なことはなんだろう?
暗中模索・・・そんな気持ちのまま、過ごす日々がつづきました。
そんな折、職場の上司と2度ほどお互いの意見が衝突することがあり、約3週間ほど軽い無視をされるという状況になりました。
挨拶しても、うなずくだけ。仕事の相談に行っても、パソコンを見たまま目も合わさない。高圧的な態度をつづけ、ほとんど話さないという状態。
自宅に帰ると、
「職場 苦手 上司」「やりがい 仕事」「気にしない 上手くやる 仕事」
とネットでキーワード検索し、とりあえずの対処法を探す日々でした。
自分が変われば相手も変わる、と信じて接してみるものの、その気持ちも長くはつづかないほど、上司からの無言の圧力は日々、私の気持ちを押しつぶしていました。
そんな中、来週から上司が長期休暇を取る予定との話を他部署の人から聞くことに・・・。私は傍から見たら彼のアシスタントのような位置づけです。
そんな彼が、長期の休みを取る予定ならば、一言その旨教えてくれたら良いのに。
とりあえず、休暇中の業務について調整が必要と思い、彼の部屋へ。
「もし、長期(というか、基本一日であろうとも!)のお休みを取られるならば、事前に教えていただけますか?」
むっつりと黙り込んだ彼が、パソコンに向かいながらめんどくさそうな顔をしています。
「事前に教えていただけると、大変助かります」
彼は、手元のペンをいじりながら、
「自分が休むと言ったら、君たちはその(休暇)期間中に、必要なミーティングなどをしなくなると困る。ぎりぎりまで言わないで、もし、(ミーティング等の)予定が入らなかったら休暇を取得しようと考えていた」
・・・。
「休暇予定を伝えていただいていた場合でも、どうしてもその休暇期間中に必要なミーティングが入った場合には、ご相談します」
と、伝える私に、彼は、
「・・・まだ、信用してないんだよね、ちゃんとみんなが仕事できるのか」
時刻は19時半、まだまだ業務はつづきます。
毎晩遅くまで残業し、肉体的にも疲労が溜まっていたのかも知れない。
毎日、ほとんど口をきいてくれない上司のそばで、精神的にもきつかったのかも知れない。
その言葉を聞いた瞬間に、頭の酸欠状態に陥りました。真っ白。
抑えていた感情がこみ上げてきます。怒り?失望?
どうして、私はこの人と仕事をしているんだろう?
どうして、私は、この場所にしがみついているんだろう?