(婚活)交流会 参加編
前回からのつづき
都内某所 20時
友人Hと待ち合わせし、いざ出陣。店内へ足を踏み込みました。
・・・が、店内は至って通常の営業の様子。どこにも”100人規模の交流会”が開催されている気配はなく・・・
店員さんが近づいて来たので
「あの~ 今日ここで貸切パーティーをやっていると思ってきたんですけど」
とおずおずと伝えると、
「あ、こちらですね~」
と、柱の陰に隠れるように設置されている机に案内してくれた。
受付小さい・・・ベ◎ーチェにある独り用テーブルか?というくらいの小さな机に男性が座っています。
「あの・・・事前に申し込みしましたたまごですけど・・・」
と伝えると、
「どのサイトから申込みされたんですか?」
と、しょっぱなからの質問。
えーっと、申込みしたのに、参加者リストすらないのか?何のためにわざわざWEBから申込みをさせているのだ?
「どのサイトかちょっと覚えてなくて・・・」
「申し訳ないのですが、たくさんのサイトから皆様お申し込みをされているので
それをご確認いただかないと・・・うんぬんかんぬん」
「え、WEBから申込みしたので、名前を探していただけますか?」
「たくさんの方がいらっしゃるので、お名前では検索できないのです・・・ウンヌンカンヌン」
「・・・・。」
まぁ、ここは私が大人になろう。スマホで申込みしたサイトを探して、
「XXXから申込みしました」と伝える。
そこでようやく、受付票を渡され、名前を書いてくださいとのこと。
この手間を省くために「WEB申込み」したんじゃないのか~ とせっかちな私はこの時点でちょっとイライラ。
「では、こちらの会場でお待ちください」
と指示された場所は、15畳程度のお部屋。
部屋の隅には、ハンガーラック、テーブルがあり、すでに荷物が積まれている。
コートをかけようとハンガーを探すも・・・なし。ハンガーラックにかかっているハンガー数は推定15個? 100名規模の交流会ですよね?
ハンガーがないので、コートは丸めてテーブルの上に。
荷物置き場兼控室らしきところで、交流会開始を待ちます。
20時開始とのことですが、10分過ぎても何も始まる様子はなし。
壁に沿っていくつか置かれている椅子に腰かけてただじっと開始を待つ、アラフォー女性ふたり。
久しぶりの友人Hとの再会なので、近況報告を聞きながらじっと待つ。
じっと”控室”で待つ。
この時点で、約30名程度は来ている感じ。男性の年齢は20代半ば~40代前半。
女性は比較的私年齢(アラフォー)が多い気がしました。まぁ、私は全く人の年齢を当てることに関しては自信がないので、何とも言えませんが。
ようやく、先ほどの受付男性がやってきて
「ではこれより開始しますので、よろしければBarカウンターで飲み物をご注文ください お時間を気にせずゆっくりとお楽しみください」
疑問に思っていたことを、受付男性に質問。
「えーっと、メイン会場はどこですか?」
「あ、こちらです(と荷物置き場兼控室を指す)」
え・・・・・。
てっきり荷物置き場かと思っていました・・・・。
まぁまぁ、気を取り直してBarに飲み物を取りに行こう!
友人H「え・・・、ビールがないよ、メニューに」
Barカウンターの前にはすでに長蛇の列。
(一応)100人規模と謳っているのならばバーテン数名動員してください。
お世辞にもテキパキとは言い難い動作にてバーテンのおにーさん1名が対応してくれているのですが、まったくもって列は進まず。
何とかドリンクゲットして、一息つこうと壁際の席に着く。
ここでまた受付男性登場~
「申し訳ないのですが、本日は立食とさせていただいております。こちらの椅子は荷物を置いていただくためのものになっておりますので、座るのはお控えください」
会場を見てみると、ようやく出てきた料理と、ドリンクを持って立ち尽くす人多数。
机の上にはコート、カバンの山。どこにも置き場がありません。
「どうやって食べるの?」
20代女性のもっともな疑問の声に、深くうなずく私たちアラフォー。
「座っちゃダメって言ってるけど、いいよいいよ」
と人生の先輩として彼女たちに席を勧める。レディーガガ級の素敵なハイヒールを履いた女性は、椅子をテーブル代わりにして、しゃがんでご飯を食べていました。
スカート短すぎてパンツが見えないか心配よ、私。
とりあえず、一杯目を(早々に)飲んだ私は、再びドリンクを求めて列の最後尾に着きます。
「あの~ 2杯一緒に注文できますか?」
たかがハイボール一杯のために20分も並びたくないわ。
出来るだけ効率を求めたい。この時点ですでに酒飲みモードになっています。
あ!気が付いたら、未だ誰とも交流していなかった!
営業編に続く